ご挨拶
現場・現物からの物証の収集と状況証拠から事実関係を分析し、
事故原因・事故態様を立証していくと言う苦難の道を歩いて参りま
したが、警察・検察の「死人に口なし」の事故処理に対する最高検
察庁への不服申し立てに際しまして皆様方の署名御協力を初め、
心温まる御支援を頂きましたことが大きな励みでありました。誠に
有り難うございました。心からお礼申し上げます。
私共は、真弓の死を無駄にせぬ為に、「飲酒轢き逃げ犯等、悪
質運転が繰り返されないように、また逃げ得など決して許してはな
らない為の法改正」に向けて活動を行っております。その結果、新
聞・テレビで報道されているように悪質運転者に対する罰則が見直
され、法改正が一歩一歩叶えられています。
判決の日、私共の駒沢鑑定人がインタビューで語った「…どこで
、どなたが,どういう事故に遭うか判らない。そのときに被害者の
替わりに、ものを言ってくれるのは証拠物件だけです」と言う言葉
が、本裁判を勝利に導いた鍵であった、と実感しております。