飲酒ひき逃げ犯の厳罰化の法改正

         飲酒運転は100%加害者の過失!とし逃げ得は決して許さない!

         飲酒ひき逃げ死亡事故は、殺人事件である。飲酒ひき逃げ犯には免許再発行は生涯停止、そして
         酒気帯び運転者の免許証と所有車のナンバープレートは永久にピンクのストライプに着色させるこ
         とを希望します!


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         大分合同新聞記事(県内版)2008年4月24日掲載

法相「厳罰化を検討」 9万7100 人の署名提出

         「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」は24日、鳩山邦夫法相に約
         97,100人分の署名を提出し、「飲酒・ひき逃げ犯の”逃げ得”が許されないよう、法改正をしてほし
         い」と要望した。

         飲酒運転による人身事故は、危険運転致死傷罪が適用されると最高で懲役20年の刑が科される。
         しかし、事故現場から逃げ、アルコールが抜けたころに自首すれば、刑が軽くなることが問題とな
         っている。

         飲酒運転の車にひき逃げされて息子を亡くした佐藤悦子共同代表(国東市武蔵町)ら12人が、東
         京・霞が関の法務省を訪問。佐藤共同代表が「わたしたちの必死の闘いに理解を」と訴え、この
         一年間に全国各地で集めた署名簿を渡した。鳩山法相は「重みのある署名として受け止めます」
         と話した。

         署名活動は2003年から続け、提出は5回目。通算40万人分に達した。要望後、記者会見したメン
         バーによると、鳩山法相は「厳罰化の方向で考えていかねばならない」と話したという。


         署名提出のテレビ放映ニュース

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2006年4月6日杉浦法相に第三回目の署名提出(延べ18万名筆)


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         朝日新聞記事(全国版)2005年4月5日 掲載

「ひき逃げ厳罰化を」

         9万8千人署名 遺族ら要望

         酒や薬物を飲んで起こした交通死亡事故を厳しく罰する危険運転致死傷罪の成立後、現場から
         逃げて飲酒などの立証を困難にし、同罪の適用を免れる例が生じているとして、ひき逃げ事故
         の遺族らが4日、ひき逃げ犯の厳罰化を求める要望書を南野法相に提出した。約9万8千人の
         署名を示し「ひき逃げによってかえって罪が軽くなる矛盾が生じている」と訴え関連法の改正を
         求めた。法相は「検討させていただく」と述べたという。要望書提出したのは99年、泥酔した運
         転手のトラックに追突されて二人の娘を亡くした井上保孝さんと妻郁美ら全国の6遺族らの活動
         がもとになり01年に危険運転致死傷罪が成立した。酒や薬物を飲んで車を運転して人を死な
         せた場合は最高20年の懲役が科される。しかし加害者が現場から逃げ、同罪の適用を免れて
         刑が軽くなる例があるという。業務上過失致死とひき逃げの罪を併合しても最高で懲役7年6ヶ
         月にとどまる。03年にひき逃げ事故で当時16歳だった息子の拓那さんを失った高石さん夫妻
         は「悪質なドライバーの逃げ得を許す法を改めなくては、ひき逃げ犯はなくならない」と訴えた。


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要請書

                                                     平成15年11月27日
                                                      野沢法務大臣殿
         北海道江別市東野幌町56−8
         高石 弘

         東京都町田市野津田町484−10 
         秦野 敞子

《要請事項》
交通事故の「逃げ得」を許さないため、ひき逃げ犯(救護義務違反)厳罰化のための法律改正を求めます。

《要請趣旨》
飲酒運転をして事故を起こし現場から逃げれば、飲酒、酒気帯び等の罪から逃れられるだけでなく、危険運転致死罪の適用も逃れるのが現状です。かかる悪質なドライバーに「逃げ得」を許す現行法を改めなければ、助かる命をも見殺しにするむごいひき逃げ犯は無くなりません。 現行法では、酒酔いによる危険運転致死罪の法定刑は15年以下です。一方で、通常の業務上過失致死罪の法定刑は5年以下であり、ひき逃げ(道交法の救護義務違反=法定刑5年以下)を併合罪として適用しても法定刑は最大で7年6月となっています。したがって、酒に酔って事故を起こした者は、逃げて飲酒検査を免れた方が、刑が軽くなるという矛盾した法律になっているのです。救護義務違反は、現場に被害者を残して逃走するという故意の危険かつ悪質な行為であり、その結果として人が死亡する可能性もあることからすれば、もともと現行の法定刑は軽すぎるのです。しかも、これでは、事故が発生した時点で、あらたに救護義務違反という犯罪を誘発することにもなります。刑罰法規はもともと犯罪を抑止するためにあるものですから、これでは本末転倒です。
以上の趣旨から、ひき逃げ犯処罰規定(救護義務違反)をより厳罰化するために
賛同署名  50,911 筆
を添えて要請致します。

《要請の事情》
私たちは、飲酒ひき逃げの交通事件で16歳の息子を失った者です。息子の死は、家族にとってとても惨いものでした。救急車を呼んでもらえなかった心の痛みはとても薄れていくものではありません。 人を撥ねてその場から立ち去ろうとする悪しき心を思い留めることが出来るのは、ほかならず法律ではないでしょうか。今、改めてひき逃げの罪の深さを世の中に知らしめる必要があると思います。飲酒に対しての一定の厳罰化が成った今、ひき逃げに対しても平行して厳罰化を図らなければ、片手落ちになってしまっています。 あとを絶たないひき逃げに対して、私たちは、息子のためにも、黙っているわけにはいきません。無駄死にさせるわけにはいかないのです。 今一度、「法律は心のブレーキである」と言うことを再認識していただきたいと思います。 たくさんの人が望んでいるということを賛同署名にて表します。

高石 弘・洋子


私の娘(24才)は、酒気帯び運転のワゴン車にひき逃げされ、即死しました。犯人は16日後逮捕されましたが、現場から逃げることで飲酒運転の現行犯逮捕を免れ、更に証拠隠滅を計ることで業務上過失致死罪不起訴、道路交通法違反罪8ヶ月だけの刑事処分で終わってしまいました。私共はこれでは納得いかず、客観証拠を集めて4万3千筆の賛同署名を添え最高検察庁に不服申し立てをし、捜査の不備を認めさせましたが時効の壁に阻まれ業務上過失致死罪不起訴は変わりませんでした。一方、民事裁判では加害者の注意義務違反が指摘され、六年余の歳月を費やし全面勝訴を勝ち取りました。
  犯人が現場から逃げるということは事故態様の事実を不透明にし、「酒を飲んで人を殺しても逃げてしまえば死人に口なし」をよいことに被害者に罪を押しつけ遺族を苦しめる、と共に警察検察当局に多大な時間と労力を費やさせることになります。ひき逃げ行為が"逃げ得"とならず、逃げることが犯人にとって極めて不利になるようなひき逃げ犯厳罰化の法改正を施行することにより、ひき逃げ事件の再犯の防止、未然防止を狙うことが必要であると痛感します。たくさんの人が望んでいるということを賛同署名にて表します。

秦野 益人・敞子
 

        

現在、署名活動中です。
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交通事故のひき逃げ犯の厳罰化を求める署名にご協力を
急告:03年11月27日、野沢法務大臣に1回目の提出(50911筆)をしました。
STV動画ニュースを参照。
   遺族の訴え、支援のページや署名用紙なども用意されています
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